新緑のイトウとジグヘッドフライ
今シーズン2回目の釣行。すっかり春イトウの時期は終わり、日によっては寒がりな僕でもジャケットを脱いでフィッシングシャツで釣りをしたくなることもあるぐらい。
この日は暑くもなく寒くもなく、水量は少なめだけど水温は13度程度と快適な1日。
去年、増水や高水温で行かなかったエリアを重点的に回るけど、追いが何度か合った程度でそれほど活性は高くなさそう。
睡魔に襲われた午後、レッドブルでそれを追い払い、新規開拓。
googleマップや国土地理院の地図で怪しい所を絞り込む。川沿いにイタドリや笹が覆い繁るので川の様子を目視することはできないけど、水が流れる音でチャラ瀬かどうかを判断し入渓。
膝上ぐらいの水深だけど、両サイドに木が繁り岩盤のスリットが点在するなかなかのポイント。
まずは釣り上がりで様子を見ると、良型の追い。一度脱渓し100m上から再度入渓。上流のポイントを探りつつ先ほど追いがあったポイントへ。
フライはどれにしようか。とフライボックスを開けたら落っこちたフライはジグヘッドdeイントルーダー 色はダークブラウン、テールのウィーローブレードがキラキラしてイトウさんを誘うつもりで巻いてみたものの見た目が気に入らなく使わなくなったパターン。
「あ。よりによってこれかよ。。まあちょうど良さそうだし、引退試合として使っててやるか」
立ち位置は核心部の30度ほど上流、丁寧にキャスト。ラインが伸びきったところで着水、メンディングはせずそのまま。
テールのウィーローブレードを意識して少しだけ誘いを入れる。
核心部で「ジュボ」と吸い込むようなアタリ。合わせたい衝動をグッとこらえて数秒後「ジュボッ!」とさっきより強いアタリ。すかさず合わせるとずっしりと重みが乗る。
「よっしゃ」
魚が流芯部に向かうたびにラインが水を切りぎゅーんと鳴ります。ゆっくりと上流に向かってくる隙にラインを一瞬で巻き込みます。
ロッドとティペットの強さを信じて短期決戦で望みます。ぐいぐい寄せて杉坂隆久ネットを伸ばして体半分までネットに納まりましたが、何かが引っかかって入っていきません。
暴れるイトウを中華鍋を振る要領で強引にネットイン。
でっぷり。わがままボディーの84㎝でした。
この写真をFBに上げたところandieさんに「新緑にテムレスブルーが映えますね」とコメントを頂いた。なるほど、フィールドでは目立って仕方がないテムレスもテムレスブルーと言われると悪い気はしない。これからは染め忘れたものをテムレスブルーと呼び、染めたものをステルスブルーと呼ぶことにする。(自分の中で)
ふとフライを見ると、すでに口からは外れており音速スナップが伸びきっていました。ネットに引っかかったのはこれか。フライ交換が楽なのとティペットが短くならないので数年前から使っていたけど、こんなデメリットもあるのね。
下流に下ると大きな淵が。ここはリビング(というか隠れ家)でこの小さな岩盤スリットは食卓だったのでしょう。
フライ選択は偶然だけど、立ち位置やストーキング、ネットインまでのトラブルなど大きな学びがありました。
ROD:Beulah Bluewater #10,11
Reel: TOYO JET STREAM 古くて新しいリール 2台目Jet stream
Running Line: Berkley Super FireLine 50lb
Line: Kencube 3m インター + クリアティップ 2m
Tippet: Grandmax shockleader 4号(19.5lb)
Landing Net: 杉坂隆久 フォールディングネットLLサイズ(130cmオーダー)