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薪は足りているか? その2 熱量計算

薪は足りているか? その1 に続いて、実際この焚き方でどれぐらいの熱ができるのかです。

薪1Kgには4Kwのエネルギー(熱)が含まれると言われています。これは樹種によって多少違うけど、体積ベースではなく重量ベースだと針葉樹だろうが広葉樹だろうがだいたいそれぐらいらしい。

薪が燃焼する際にはいろいろなロスがあるため、純粋に熱として利用できる割合を燃焼効率といいますが、ここでは80%とします。

1日12Kg、1冬で2160Kgの薪を消費(予定)なので

2160×4Kw×0.8=6912Kw の熱が室内に放出されます。

 

一方、家全体を1冬の間、20度(就寝時は18度)に保つにはどれぐらいの熱が必要か、これを年間暖房負荷といいますが、家を建てるときにQPEXというソフトで計算してもらいました。

地域、方位、隣地との距離、壁、窓、屋根の材質、断熱材の厚み、換気装置の効率、気密、人数などの項目をすべて入力することで出てきた数値は6349Kwqpex1

と、薪ストーブだけでまかなえそうですが。

22度設定だと 7926Kw と当然増えていきます。

寒がりな僕は、22度ぐらいにしているので、不足分の1500Kwは、連続運転か、他の暖房器具(温水パネルヒーター)で補うことになりそうです。

というわけで、計算上は一冬の暖房は薪4立米でなんとなく足りることがわかりました。

10月初旬からちょろちょろ焚き出し、11月初旬は最低気温が0度近くなり、朝6本+追加薪2本、夜6本+追加薪2本 程度の薪消費量で済んでいるので順調順調。

とはいえ、真冬マイナス15度まで冷えると熱源が1カ所だけではどうしても家の中で温度差が発生するので、薪ストーブの熱が届きにくい場所はセントラルヒーティングの温水を回すことになりそうです。

 

おもしろそうなので計算してみましたが、寒いのを我慢して計算通りに住もうとも思わないし、寒くなくてもついうっかり焚いてしまうのが薪ストーブユーザーなので、5米立は消費するでしょうね。p4270967

では~

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