９ft #11 シングルハンドをスイッチロッド化

シングルハンド（片手投げ用）のフライロッドに可撤式延長グリップをつけて、（両手でも投げれる）スイッチロッド化しました。

上：実験台のBeulah ソルトウォーターロッド 9ft #10/11 想定ターゲットはターポン、シイラ、小さなマカジキ、パーミット。
中：アルトモア・カスタムスペイハンドル。 ダイワの一部モデルに装着可能な延長グリップ。
下：ダイワ アルトモア9.9ft #9 通称999 部品取り（バット部で折れてしまったので）

アルトモアのグリップエンドにはネジが切られていて、延長グリップがそのまま付きます。

今回はこの機構を利用して、Beulahに延長グリップをつけてしまおうという目論みです。

Beulahのエンドグリップをむしりとります。

当然、ネジ穴は無いので、そのままでは付きません。

アルトモアのリールシートを取り外します。ヒートガンで炙ると簡単に抜けます。火で炙るより安心安全。一家に一個ヒートガン。便利です。

しかし、ブランクとリールシートは直径が異なるためブカブカです。
計測するとブランク外径13mm リールシート内径15mmです。
それを埋めるパイプが必要です。

ということで、材料を揃えました。

上から
アルトモア・カスタムスペイハンドル；2500円
ジャストエースカーボンパイプ（内径13外径15）；1300円
アルトモア999部品取り
Beulah Bluewater Rods 9ft #10/11
エポキシ 30分タイプ；700円
その他；紙やすり、リューター


このような順番で組みます。









仮組み。うん悪くない。








アップ。ブランクが少し長いか。












他のロッドとの比較。上から
11ft ＃5/6 スイッチロッド
14ft #8/9 ダブルハンド
今回の奴
明らかに長い。。。
だって、ダブルリールシートだもん。

ってことで、カットする前にダブルリール仕様。重いWWW





Beulahのリールシートを1センチ、ブランクを2センチカット。









まあ、このへんで勘弁してやるか。


エポキシで接着。









リールシートが歪まないように50ポンドPEラインをぐるぐる巻き、さらにエポキシでがっちり固定して完成です。







蛇足
フックキーパーも999から移植しました。ケプラーのスレッドで固定して100均のマニキュアでキラキラに。






”Beulah”の文字が隠れて”ulah”に・・・









イトウ専用ロッドとして制作しました。

幅が狭くダブルハンドが振れない川＝短いシングルハンド
イトウとのファイト＋でかいフライを投げれるパワー＝高番手ロッド
これを満たすものとしてBeulahのソルトウォーターを買いました。
しかし、シングルハンドで高番手の重いラインを投げ続けるのはきつく、でかいプールに出くわした時など飛距離が必要な時も不利になります。

一般的なスイッチロッドは11ftぐらいなので、よく行く川では長過ぎます。

短い両手投げ高番手ロッド
こんなもの市販ではありません。なので作りました。
ちなみに、札幌のロッドビルドしてくれる某ショップでは単純なグリップ延長なら7000円ぐらいでやってくれるようです。
部品取りがないなら手間暇かけるより、頼んだほうがいいですね。

だれかの参考になれば幸いです。（超ニッチですが）

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